\子供のための心理的応急処置(PFA for Children)/

こんにちは。love.fútbol Japan代表の加藤です。

6月7日夜は、スポーツ施設の防災レベルを高めて子どもたちが安心して過ごせるスポーツの場づくりをしよう!という想いで、「子どものための心理的応急処置」を学ぶ講座を開催しました!

座学とロールプレイで、大切な「準備」→「見る」→「聴く」→「つなぐ」を学びました。

「子どものための心理的応急処置」(PFA for Children)は、まだ日本のスポーツ界では全く知られていませんが、世界でも日本でも緊急・復興支援現場に入る人・組織が受ける基本プログラムとして普及が進んています。

「スポーツを通じた復興支援」ではどれだけの人が被災をした子どもたちとの適切な対応を知っているのか。講師赤坂さんが現場で経験してきた話を聞くと、自分の経験値や感覚で判断する、いわば自分のスタイルで触れ合うことの「危険性」をすごく痛感させられます。

子どもたちによりスポーツは楽しんでもらうためには、その裏側では子どもたちが安心して過ごせる土台作りは欠かせませんね。

参加者の感想を読むと、開催して良かったなぁって嬉しくなりました。

「子供は小さければ小さいほど心が不安定なもので、さらに自身としても子供との接し方も上手で無く視界に入っただけで泣く子もいますし災害だけに限らず日常でも応用できると思いました。今回は「PFA」(子供のための心理的応急処置)とはどんなものなのかを少し学んだだけなので本来は1日講習でしっかり学ぶ必要があります。その中でも子供と同じ目線に立ってあげて自分のやり方、スタイルを持ち込まずに子供一人ひとりが持つニーズを理解してあげる…と教わった部分などは被災地の子供たちに対してだけに限らず世の指導者が持つべき考え方でもあると感じました。そして被災地では場所の確保や親御さん含めて気持ちの状態など難しい部分はあるけれど子供にとって「遊び」が心身共に重要である事を認識しなくてはいけないですね。「スポーツを通じた被災地支援」の意味と価値を改めて感じました。」

「「困っている子どもたちに対しての接し方が自分がお持っていたことと違い、学べて良かった。特に自分から話をしすぎても良くないのは初めて知った。沈黙も大切。傷つける可能性があると、、、」

「現場でしか知りえない情報を聞けたこと。異常とも思える子どもの行動は実は普通の行動であるというのが知れたこと。自分の役割を超えずに何ができるか考えさせられた」

「スポーツ界の指導だけしてればいいと思われてるコーチの方にどう緊急時の救急処置や心理面の対応などを促していくかが、これからのとても大きな課題だと感じています。もしも大災害が起きた時、子供が1人途方に暮れてしまったとき、多くの大人が心の支え方知ってるってとても心強いよね」

これからもスポーツ界への普及も進めていきたいと思います。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!!

http://www.savechildren.or.jp/lp/pfa/