love.fútbol Japanは、貧困や社会格差により、サッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変えるため、日本・海外で以下3つの事業を実施しています。
1. コミュニティ型のサッカーグラウンドづくり
安全にサッカーしたくてもできない子どもたちの「環境」を変えるため、世界各地でコミュニティ型のサッカーグラウンドづくりを実施しています。スポーツの機会格差の解消と、グラウンドを拠点に教育、治安、ジェンダーなどのちき課題解決を進めています。
現地で活動するNPOおよび地域住民を「主役」とするコミュニティ型の手法を通じて、①子どもたちが安全にスポーツを楽しめる場所の新設、②地域のオーナーシップ育成、③地域課題の改善を目指しています。
2018年:ブラジル・レシフェ
2019年:インド・ムンバイ
以降は日本・アジア(カンボジア、インド、フィリピン、インドネシア、ベトナム、タイ)を対象に実施を計画しています。
<今後のプロジェクト>
■ ASEAN諸国:決まり次第、公開します。
<プロジェクト例>
■ 「子どもの命」を守るサッカーグラウンドづくり(ブラジル・レシフェ/ 2018年)
子どもたちが交通事故、薬物犯罪による命の危険性が高い地域「ブラジリア・テイモーザ」にて、日本から200名以上の支援者の協力を得て、プロジェクトを実施。サッカーグラウンドに加え、その一帯の公園や休憩所も整備。完成後は、700人の子どもと大人が安心してスポーツを楽しめる場所になっています。
また、地域の大人たちが子どもたちを交通事故・薬物・犯罪の危険から守り育てていこうという意識に変化したことは、今後のグラウンドと町を支える大きな財産になっています。
プロジェクト報告書はこちら。
2. サッカー選手と協働したモデル事業で体験格差をなくす
日本で、経済的な貧困や社会格差によって、サッカーをしたくても諦めている、続けたいけど困っている子どもたち(国籍問わず)が、継続的にサッカーを楽しみ続けられるよう応援する活動を実施しています。
サッカー選手と連携したモデル事業を実施し、現行の仕組みに求められる変革点を明らかにし、日本スポーツ界に提言し、未来を良くする持続的な環境づくりを目指しています。
選手と年俸の1%寄付を軸とする活動基盤を構築し、経済的な貧困・社会格差でサッカーをしたくても困難な7〜19歳の男女がサッカーを楽しみ社会性を育めるよう、精神面、経済面、居場所づくりの活動を行う。精神面では、選手と半年間伴走型のオンラインとサッカー交流を通じ子どもに安心な相談環境を整え成長を支える。経済面ではサッカーの奨励金5万円給付と用具寄贈により体験機会を守る。また、誰でも遊べるスポーツコートを建設しスポーツ版子どもの居場所づくりを行う。
3. 『1% FOOTBALL CLUB』
『1% FOOTBALL CLUB』は、「サッカー愛を、次世代につなぐ」プラットフォームです。
プロサッカー選手が年棒等の1%、サッカーにまつわる活動をしているコミュニティが何かの1%を寄付し、日本・世界で、「サッカーをしたくても諦めている子どもたち」の環境を変える活動を実施します。
https://onepercentfc.com/
4. コミュニティ型のスポーツ施設づくりコンサルティング
日本でも子どもを支えるのは地域コミュニティです。一方で現状の日本社会では、子ども・若者・親・高齢者、どの世代も生活課題を抱えており、これから地域またはコミュニティによる共助がさらに求められてきます。そこで注目されているのがスポーツ施設だと言われています。日本のスポーツ施設数は約19万。コンビニの約4倍です。場のコンセプト、つくり方、活用の方法を工夫することで、地域の人が集まり共助を高める機能性と、数を活かした展開力が期待されています。
love.fútbol Japanでは、スポーツ施設のコンセプト策定から、施設を拠点とした地域づくり運営まで企業のニーズに合わせたサポートをしています。
<活動例>
■ローヴァーズスポーツパーク印西(2018年〜2021年)
カレンロバート選手が代表を務めるローヴァーズが2018年7月に千葉県印西市でローヴァーズスポーツパーク印西をオープン。スタッフのみなさんと施設のコンセプトを策定するワークショップを実施し、コンセプトは「地域と人をスポーツでつなぐ」に決定。グラウンド完成後、このコンセプトに基づき、グラウンドを拠点とした地域活動を実施している。